2019全日本スーパーモト第6戦 名阪 参戦レポート S1OPEN#69 鹿野涼

 シリーズも後半戦に突入の名阪大会。ここは、ダート7割という自分にとっては超絶苦手なコース。もう修行の意味でのエントリーです。

前半から、マシンセッティングに苦しみ(マシン変更の為)昨年よりランキングもタイムも?落としている状況でしたので、前日からダートセッティングをしっかり固めて行きます。前日プラクティスはかなり手ごたえのあるセットになりました。

●決勝日

  朝一公式プラクティスから走っていて違和感、おそらくコースコンディションが変わり前日よりしっくりこないんです。タイムも出ない、タイムアタックはやはり17番手とまたもや後方からのレースとなります。

●予選ヒート

  今回は横一列モトクロススタートではなく、グリッドスタートでしたので、後方から追い上げの様相。しかし実はちょっと自信ありました。何故かというと、違和感の正体は、乗り方。コースコンディションも多少は影響しているものの、普段の乗り方と違う姿勢で乗っていたのが原因かと感じていたので、元に戻せば、イケるんじゃないかと思っていました。スタートしてから第1コーナーでクラッシュ発生、これは予期していたので、上手くかわし、ダートセクションへ。ダートセクションで数台抜きおそらく12、3位前後?5ラップレースなので早めにプッシュしていかなければいけません。トップ集団とは離れてしまいますが、第2集団の前方3台の中に自分もいます。ターマックセクションで、元の乗り方に戻したのが大当たりで、グイグイ詰めていきます。そのまま前方2台の走行ラインを見極め、ダート入り口で1台をパス‼️もう1台抜けば11位位かな?ラスト1ラップで仕掛けます。が、ちょっと無理目なラインを選択してしまったのか、転倒してしまいました。立て直す感にバタバタと抜かれ、元の順位かーと戻ってきましたが、結果を見たら14位‼️アレ?シングルの位置にいたんだオレ(笑)

●決勝ヒート

  ここから大雨になってしまいました。サバイバルレース、ハードエンデューロな展開が予期されます。

(実はこういう状況が得意な自分はにやけていましたがw)

 シグナルブラックアウトからスタート‼️今回は1コーナーはクリーンな展開しかし、コースを登ってのダートセクション入り口は大荒れ‼️もちろんラインを上手く外し順位もジャンプアップ。おそらく10位前後?と思った矢先にジャンプセクションから左コーナー終わりの登りセクションで千葉代表含む数名が転倒…ものすごい地獄絵図(笑)そこも上手くかわしつつ、レースを進めます。今回は10ラップの長丁場、しかもドロドロのハードコンディション。丁寧に走り抜こうと、無理せず。

  レースが進むにつれて転倒者や、坂で登れなくなっている選手が続出も自分はコースアウトが1度あっただけで転倒せずに走行しています。もう何台抜いているのか、抜かれているのか?全然分からない状況ですが、おそらく10位前後は変わっていないはずと思い終盤に入って行きます。

 終盤おそらく自分と同じ周回数の選手と相見えます。最終ラップ、転倒が多い登りセクションでその選手がラインを外し自分と接触…一瞬耐えたんですが、ツルツルの坂道はそのまま通過する事を許してくれませんでした(笑)

 立て直している間に他2台の選手に抜かれ、夢のシングルフィニッシュが消えたなーと思うも、最後まで走り抜けばポイントは獲得になるはず‼️

ヘトヘトになりながらゴールへ…

しかし結果を見てみるとなんと‼️

8位のシングルフィニッシュ‼️

とっても嬉しい(これクラッシュなければ6位入賞……いや気にしないw)

今期というか、全日本スーパーモト参戦後ベストリザルトとなりました。

 迷走していながら、トレーニング方法を変えたり(ムエタイを取り入れ)、土井原選手に教えを受けたりして、やっと嬉しい結果が出ました。

 これもひとえに応援頂いているスポンサー様、ファンの皆様、そしてチームのみんなのお陰と本当に感謝しています。残りシーズンも間も無くですが、陸奥組みんなで一生懸命に走り抜きますので、今後も応援よろしくお願いします‼